広島大学の急性呼吸不全予測モデル開発
肺炎や新型コロナウイルス感染症などの重症例では、高濃度の酸素を肺に送り呼吸を補助する「人工呼吸」を行います。さらに肺炎が悪化して酸素の取り込みが難しくなった場合には、機械を使って酸素と二酸化炭素を交換する「人工肺」が必要になる場合があります。体外式膜型人工肺(ECMO)は、このような最重症の患者さんに対する「最後の切り札」です。メディキューは広島大学を中心として行なっている研究において、人工呼吸器患者さんの ECMO の必要性を予測する人工知能(AI)を開発しています。AI が呼吸状態の悪化をいち早く見抜き、適切な治療を行うことで患者さんの救命につながることが期待されます。